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NAGAHAMA GLASS FES 2020

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NAGAHAMA GLASS FES 2020

LOCAL COLOR 〜ぬくもりのガラス〜

 

 四季折々の美しい自然と多様性に満ちた文化と歴史に育まれた日本。地域の特色を生かした暮らしの知恵と技術が大切に守られ脈々と受け継がれています。それらは時として時代の変化がきっかけで新たな気付きと共にアップデートされ、次世代の価値観が日々育まれてきました。

 日本各地のガラス工芸でも、地域の身近な素材から独自性を見出し、作品の中に新たな「地域の美しさ」として昇華される取り組みが注目されています。

東京都の新島で産出される多孔質の軽石(コーガ石)を100%原料に使用した柔らかなグリーンが特徴の「新島ガラス」や、高級墓石として名高い高松市の庵治石をガラスに混ぜ、瀬戸内海の澄んだブルーを発色させた「さぬき庵治石硝子」、丹波篠山の特産「黒豆」を発色剤としてガラスに混ぜ、柔らかな日本色のガラスを完成させた「丹波篠山黒豆硝子」や、琵琶湖で大量に発生する厄介者の水草を偶然にも淡い水草色のガラスが表現できた「琵琶湖彩(びわこいろ)」、琵琶湖の特産である琵琶パールの母貝「イケチョウガイ」の貝殻を粉状に纏わせ、柔らかな表情に仕上げたビワパールガラスなど、それぞれの地域で新たなガラス素材の可能性を感じさせてくれる作品が生まれています。

地域のエッセンスを織り交ぜながら創作され、手しごとの温もりと柔らかな色合いで日々の暮らしを心豊かなものにしてくれる地域それぞれのガラスを是非お楽しみください。

会場/黒壁二號館 黒壁ガラススタジオ 2階
会期/2020年10月24日(土)~11月8日(日) 10:00~17:00
協力/新島ガラスアートセンター・Rie Glass Garden・ガラス工房るん・glass imeca・黒壁AMISU

 


新島ガラス

新島ガラスアートセンター
東京都新島村]

NAGAHAMA GLASS FES 2020

 

伊豆諸島を構成する島の一つ「新島」で生まれる新島ガラスは、産出される黒雲母流紋岩というコーガ石を100%溶かして作られる世界で唯一の天然成分による火山石ガラスです。
光沢と透明感のあるオリーブ色が新島ガラスの特徴。新島ガラスアートセンターでは地域社会の活性と新たな文化創成の活動を展開し、新島国際ガラスアートフェスティバル「ガラスの島・NIIJIMA」を開催しています。


さぬき庵治石硝子

Rie Glass Garden
[香川県高松市]

NAGAHAMA GLASS FES 2020

 

瀬戸内海に面する香川県庵治町で採掘される高級な墓石として利用される庵治石をガラスに混ぜ合わせることで、どこか温もりが感じられる蒼色のガラスに発色。まさに「瀬戸内ブルー」が生まれました。
「地元でしか産まれない、地場の何かを生かせるガラスを制作したい」と考え、試行錯誤を重ねて生み出されました。


丹波篠山 黒豆硝子

ガラス工房るん
[兵庫県丹波篠山市]

NAGAHAMA GLASS FES 2020

 

地元の特産を活かしたガラスの作品を考えるようになり、『黒枝豆』の自家栽培を始めました。黒豆の成分を発色剤に使い、ガラス原料と混ぜ合わせた色ガラス製作に取り組み、2018年に高温で成分を溶かし込む工程で様々な発色が現れるようになりました。
浅葱(アサギ)、翡翠(ヒスイ)、黄金(コガネ)、琥珀(コハク)、天然色でレトロ感のある魅力的な発色納得のいく「黒豆硝子」が誕生しました。


琵琶湖彩(びわこいろ)

glass imeca
[滋賀県大津市]
NAGAHAMA GLASS FES 2020

温かくて素晴らしい滋賀の人々と触れ合いを通して、何か滋賀に貢献できないか・・・滋賀らしい新しい色を作れないか、そう考え始まったのが「琵琶湖彩」の開発でした。
琵琶湖で大量に生息する水草を、高速粉末化してガラスに混ぜ合わせ、配合などの試行錯誤を繰り返した結果、水草のような淡いグリーンの発色に成功。
手作りの柔らかさとほのかに色づくグリーンの「琵琶湖彩」が生まれました。


ビワパールガラス

黒壁AMISU
[滋賀県長浜市]
NAGAHAMA GLASS FES 2020

古来より琵琶湖は淡水真珠の産地として人々に愛されてきました。環境の悪化や輸入真珠に押され、一時は途絶えかけた淡水真珠「琵琶パール」は琵琶湖を愛する人々の努力で復興の兆しが見えてきました。
琵琶パールの母貝「池蝶貝」の殻を粉状にして柔らかいガラスに溶かし込むことにより、繊細で美しい模様を表現することができました。
琵琶湖に眠る真珠に思いを馳せながらお使いいただければ幸いです。